シミと尿素

尿素という成分をご存知ですか?
ハンドクリームなどに配合されている事が多い尿素ですが、シミを消すのにも効果があるのではと言われています。

なぜ尿素がシミを消すのに効果があるのか、説明いたします。

目次

シミに効果がある成分には尿素もある!

シミに効果がある美白成分と言えば、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体、アルブチン酸やL-システインなどが有名です。
実は、尿素にもシミを消す、予防する効果が期待出来ると言われています。

なぜ尿素がシミに効くのでしょうか?

シミに効果がある尿素ってどんな成分なの?

シミに効果がある尿素はどんな成分

尿素は肌の角質を柔らかくする角質溶解作用があり、もともと私たちの肌に約7%存在する成分です。
ゴワゴワになった角質を柔らかくする事で、肌のターンオーバーを促進するピーリング効果が尿素にあります。

尿素は保湿効果が高い!ハンドクリームによく使われている

尿素は、水によく馴染む性質で水分を吸着・保持する力もあるため、保湿効果が非常に高いと言われています。
乾燥しやすい冬にハンドクリームやリップクリームを使う方も多いと思います。

こちらに尿素が配合されているものが多く売られています。
保湿効果の高さとピーリング効果があるので、乾燥肌対策によく使われているという事が分かりますね。

尿素は美肌成分ではないが乾燥を和らげてシミを改善してくれる!

先述したハイドロキノンなどの美白成分とは異なります。
尿素にはシミを消してくれる作用があるというわけではありません。

あくまでも、保湿効果の高さがシミにも効果が期待出来るという事です。
肌は、乾燥していると傷付きやすくなり、シミやソバカスなどの肌トラブルも発生しやすくなります。

尿素は水分を保持してくれる高い効果を持っているため、肌に潤いを与えてバリア効果を高めてくれます。
尿素のこの力がシミを予防し、排出しやすくしてくれます。

尿素配合の化粧水!シミを効率良く消すには?

尿素配合の化粧水のシミへの効率

尿素配合のハンドクリームはよく売られていますが、尿素配合の化粧水には何があるのでしょうか?
また、その化粧水を利用してシミを効率良く消す方法も学んでみましょう。

市販の尿素配合化粧水はシミに効果がある

市販の尿素配合の化粧水には、「天使の美肌水」というものがあります。
310mlも入っているのに、800円弱で売られています。

化粧品の口コミサイト、アットコスメでも高い評価が出ているこの美肌水は、乾燥肌でも尿素の力でしっかりと保湿・保水してくれます。
尿素の配合の化粧水の中では、この「天使の美肌水」が評価の高い化粧水だと思います。

シミに効く尿素配合の化粧水はグリセリンを使って作れる!

上記の美肌水を使ってシミケアをするのも良いと言えます。
ただ、実は尿素配合の化粧水はグリセリンを使って自作する事が可能です。

作り方は、ペットボトルサイズのボトルに水を200g入れ、そのこ化粧品用の尿素を50g加えてよく振って混ぜます。
混ぜ合わせたものに植物性のグリセリンを5cc加えます。

これで尿素が配合された化粧水が完成です。

尿素を使ってシミをケアする時の注意点・副作用

尿素を使ってシミをケアする時の注意点、副作用

尿素を使って、肌の保湿効果を高める事でシミケアが出来ます。

ですが、尿素を使ってシミケアをする時、何か注意する事があるのでしょうか?
また、副作用があるかも気になりますよね。

尿素はシミに効くが刺激が強くて肌荒れ悪化の可能性も!

尿素で注意しなければならない事は、ピーリング効果が肌に強い刺激を与えてしまう事です。
尿素の刺激の強さは、使い過ぎると肌荒れを引き起こし、さらにシミを悪化させてしまう恐れがあります。

尿素は乾燥した肌を柔らかくする効果があります。
健康的な肌や乾燥肌、10代の若い肌に尿素成分が強い化粧水やクリームは肌を傷付ける可能性があるので注意しましょう。

また、ヒビ・あかぎれの症状が出ている箇所に尿素を使用すると、バリア機能が更に衰え、ヒビ・あかぎれの治りを遅くします。
刺激の強さで患部に痛みを伴う可能性もあります。

シミに効果があるが尿素の使い過ぎには気を付けよう

先述しましたが、尿素はピーリング効果のある成分です。
ピーリング剤を利用している方はご存知だと思いますが、ピーリングは週に1回程度のスペシャルケアとして使うものとなっています。

尿素も毎日使用するのではなく、週に1回の頻度で使用するようにしてください。
毎日使うと、必要な角質も落としてしまいバリア機能を弱めてしまいます。

また、尿素クリームが売られていると思いますが、これは基本的には肌に使用しないようにしましょう。
顔用のクリームや化粧水であれば、顔の肌に合うように濃度を薄くしてあります。

しかし、もしボディ用のクリームだと、尿素の濃度が濃く顔には刺激が強過ぎる事も考えられます。
炎症を起こしたり、肌荒れを引き起こす場合もあります。

そのため、くれぐれも尿素の使用には注意しましょう。

尿素とシミのまとめ

尿素とシミのまとめ

尿素は使い方を間違えると、肌トラブルを引き起こす事もある成分です。
ですが、正しい使い方をする事で肌に潤いを与え、シミを消し予防してくれます。

使い過ぎないように気を付けて、シミのない綺麗な肌になりましょう。

当サイトでは、管理人も実際に利用したシミ・そばかすに効く医薬品を紹介しています。
シミ・そばかすに悩んでいる方は、参考にしてみてください。