シミとオロナイン

皆さんはオロナインをご存知でしょうか?
むしろ、知らないという方の方が少ないかもしれませんね。

なんと、昔から馴染みのある「オロナインがお肌のシミに効くのでは?」という口コミが出回っているそうです。
それは本当なのでしょうか?

今回は、オロナインとシミの関係について記載していきます。

目次

オロナイン軟膏にはシミに直接効果はない

オロナインは、正式名称がオロナインH軟膏といい、大塚製薬が1953年に発売開始した塗り薬です。
オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩液という、殺菌効果の高い成分が含まれています。

ニキビ・吹き出物・はたけ・やけど・ひび・しもやけ・あかぎれ・傷・水虫などに効果があり、オロナインのパッケージにも明記されています。
効能・効果には、「シミに効く」といったことは全く明記されていないため、オロナインにはシミを消す効果があるというわけではないようですね。

オロナインはシミではなくニキビ治療に使われることもある

先ほどもお伝えしたように、オロナインに使われているクロルヘキシジングルコン酸塩液という成分がニキビを治してくれる効果があります。

オロナインは毛穴の雑菌を殺菌し、炎症を抑えてくれます。
使い方は洗顔後にオロナインを少量ニキビに付けるだけで、だいたい3日~1週間ほどで改善してくるようです。

オロナインでニキビやニキビ跡のシミを悪化させることも

オロナインはニキビを早く治してくれて、ニキビが早く治ることでニキビ跡も目立たなくしてくれます。
しかし、使い方を間違ってしまうと肌が荒れたり、ニキビ跡が悪化するなどの逆効果が合われる場合もあります。

例えば、早くニキビを治したいからと、たっぷりとオロナインをニキビに塗って毛穴を塞いでしまったり、ニキビに刷り込ませるような塗り方をすると、ニキビを刺激して肌に負担をかけてしまいます。
そして、ニキビやニキビ跡を余計に悪化させてしまいます。

また、オロナインが効くニキビは、炎症を起こして赤くなったニキビのみです。
毛穴が詰まっただけの初期段階の白ニキビや、皮膚が酸化して出来る黒ニキビには効果があまり期待できません。

オロナインはクレアラシルのようなニキビ専用の治療薬ではないので、本気で治したい方は、専用の治療薬を使う事をオススメします。
オロナインは、あくまでも赤く炎症してしまったニキビの雑菌の殺菌と消毒に使う薬です。

オロナインは日焼け後に塗ってシミ予防に使える

オロナインは日焼け後に塗ってシミ予防に使える

オロナインは、シミを治してくれる効果があるわけではありません。
しかし、日焼けによる軽いやけどに塗る事で、肌の炎症を軽減してくれる作用があります。
日焼け後、肌の火照りが収まった跡にシミを防ぎたい箇所に塗ることで、シミ予防に使えます。

ただ、日焼けで水ぶくれが出来たり、皮がむけているようなひどい日焼け・やけどには使えませんので、この場合は必ず病院で薬を処方してもらいましょう。
あくまでも軽いやけどに分類される日焼けにしか使えませんので、気を付けて下さい。

オロナインは肌荒れ治療に使おう

美肌研究で有名な佐伯チズさんは、オロナインを使った肌荒れ治療用のスキンケアを紹介しています。
肌の調子が悪くて、化粧水がしみて普段の化粧品が使えない時に使うと、肌の調子が良くなるという事です。

佐伯チズさんは、オロナインを使ったオロナイン水が、肌荒れや乾燥した肌になじみやすいと紹介しています。
これはオロナインに水を2、3滴混ぜてドロドロ状態にして、お風呂上り後の肌に塗るだけでスキンケアが出来ます。
水ではなく、市販の化粧水を混ぜて作ったオロナイン水でも、肌にはとても馴染みやすいのです。

ただ、オロナインはスキンケアよう化粧品ではないため、毎日使うのはオススメ出来ないようですね。
あくまでも肌荒れがひどい時に使うものなので、それ以外の時はいつもの化粧品でしっかりとお手入れをしてくださいね。

黒ずんだ毛穴のシミにはオロナインパックが効果的

黒ずんだ毛穴のシミにはオロナインパックが効果的

オロナインでシミは消す事は出来ませんが、毛穴の黒ずみはオロナインパックで薄くなる事があるようです。
オロナインは、塗った箇所の毛穴に詰まった皮脂を緩みやすくしてくれます。
そのため、寝る前に塗って朝洗い落とすと、普段よりもすっきりと毛穴の汚れが落ちてくれます。

また、市販の毛穴パックとオロナインを使った黒ずみケアもあります。
洗顔後、顔についた水滴をタオルで拭き取り、オロナインをたっぷり塗って10分ほど放置します。

その後もう一度洗顔を行ってオロナインを洗い流し、顔が濡れた状態で毛穴パックを行うと、オロナインによって柔らかくなった皮脂が取れやすくなります。
ただし、毛穴パックは毛穴に詰まった皮脂を無理矢理剥がすものなので、そのまま放置すると毛穴が開いた状態になって余計に汚れが溜まりやすくなります。

毛穴パックを剥がした後は冷水で毛穴を引きしめて、たっぷりと保湿を行って汚れが入りにくくしましょう。
また、毛穴パックは肌に刺激が強いので、1週間に1回程度のペースで使用してくださいね。

オロナインとシミのまとめ

オロナインとシミのまとめ

オロナインは、スキンケア用の商品ではなく、炎症を起こした肌の殺菌消毒を行ってくれる治療薬です。
うまく使用すれば日焼けのケアや毛穴の汚れ落とし、ニキビ治療に効果があります。
しかし、間違った使い方をすると肌トラブルを引き起こす恐れも考えられます。

ネットの口コミでも、使い方を間違えたためか、肌に合わなかったのか、肌荒れが余計に悪化したという方もいます。
先述したように、オロナインは応急処置で使う程度であれば大変便利ですが、日々のスキンケアには専用の化粧品を使うことをお勧めします。

オロナインはシミを治してくれるわけではないので、美白化粧品やシミに効く医薬品を毎日使ってケアをしましょう。
肌トラブルを解決する近道は、やはり専用の化粧品を正しく使うことだと思います。

それでもオロナインを使用してスキンケアをしてみたいという方は、ネットで使用方法をしっかりと読み込んでから挑戦してみましょう。

当サイトでは、シミ・そばかすに効く医薬品を紹介しています。
管理人も実際に利用したので、シミ・そばかすの改善をしたいと考えている方は、参考にしてください。