ハイドロキノンクリームは、古くから皮膚科で処方されており、シミやそばかすへと高い効果を発揮します。
日本ではまだ歴史が浅いので認知されておらず、「ハイドロキノンクリームって何?」という方は多いかもしれません。
しかし、海外では医薬品として美白効果が認められており、高濃度だとシミやそばかすを消す作用が強いのです。
ハイドロキノンクリームには、有効成分のハイドロキノンが含まれており、なぜシミやそばかすに効き目があるのか見ていきましょう。
- 肌のシミや色素沈着の原因となるメラニン色素を作り出す細胞のメラノサイトの働きを抑える
- 既に引き起こされた色素沈着に加えて新たなシミやそばかすを予防できる
太陽の紫外線によって出来るシミだけではなく、凸凹タイプのニキビ跡や肝斑(かんぱん)にも効果的です。
多くの患者さんが漂白目的の治療で使っていますし、「スキンケア用品で肌荒れが治らなかった」と悩んでいる方にオススメ出来ます。
刺激が強いので、乾燥肌や敏感肌の人は注意しなければなりません。
ただし、デリケートな顔に使用出来るので、背中やおしりの肌トラブルのケアとしてもピッタリです。
目次
ハイドロキノンクリームの評判や口コミ
ハイドロキノンクリームの評判や口コミを調べました。
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・ハイドロキノンクリームを塗る順番は化粧水や美容液の後が良いですよ
・医薬品成分でも頑固なニキビ跡はレーザー治療などを受けないと改善できないかもしれませんね
・ユークロマクリームはハイドロキノンが4%も入っているので、肌がかぶれて痛くなってしまった
・白斑のリスクが高い製品なので顔全体に塗るような真似は絶対にしない方が良い
・肌がカサカサと乾燥しないように化粧水で保湿してから使うのが一番ですね
・濃厚本舗のホワイトクリームは濃度が低いからなのか鼻のてっぺんのそばかすは治りませんでした
・コスパが良いクリームを使い続けて肌色を回復させるケアを行っています
・ハイドロキノンは不安定で酸化や変質しやすいので炎症に注意すべき
・50代や60代になって引き起こされる肌のたるみにはあまり効き目がない
・Vラインなどのデリケートゾーンには使わない方が良いと思います
ハイドロキノンクリームは濃度によって違いは?
国内で入手できるハイドロキノンは、以下の2種類に大きく分けられます。
ハイドロキノン化粧水⇒顔全体の肌色のトーンアップや保湿効果が期待できる
どちらの製品も濃度によって違いがあり、自分の肌質に合わせて上手く使い分けなければなりません。
4%~5%:高濃度なので効果が高い代わりにピリピリとした刺激や赤みが引き起こされやすい
日本では2%までの配合が厚生労働省により許可されていて、薬局で市販されている商品の中にもこの成分が入っています。
それ以上の濃度は、皮膚科やクリニックなど病院での処方が必須で、動物実験では発ガン性が指摘されているので注意が必要です。
ハイドロキノンクリームの正しい使い方・塗り方
一般的なクリームやジェルなどの化粧品とは異なり、ハイドロキノンクリームには医薬品成分が入っているので、間違った使用方法を続けるのは危険です。
ビタミンCやコウジ酸の10倍~100倍の効果が期待できますし、現在では2001年の薬事法緩和によって化粧品への使用も許可されました。
それでも、皮膚に深刻なダメージが引き起こされる可能性もあり、ハイドロキノンクリームの正しい使い方や塗り方をチェックしておきましょう。
2.洗浄成分が残らないようにしっかりと濯いで清潔なタオルで水分を拭き取る
3.普段からお使いの化粧水や美容液を使って肌を整える
4.綿棒に少量のハイドロキノンクリームを取ってピンポイントで塗布する
5.朝の外出前に使用する場合は肌のバリア機能が低下しやすいので日焼け止めを塗る
「ただ塗るだけでシミが消える」と考えている女性は多いものの、危険性の高い製品なので不安な方は皮膚科の専門医へと相談すべきです。
ハイドロキノンクリームに副作用のリスクは?
正しい使い方や塗り方でハイドロキノンクリームでシミ対策をしていても、個人の肌質によっては副作用のリスクがあります。
どんな症状が引き起こされやすいのか、以下ではまとめてみました。
- 肌の赤みや炎症(変質したハイドロキノンの使用で起こりやすい)
- 皮膚がピリピリと刺激を感じて掻き毟りたいほど痒くなる
- 広範囲の色素沈着に塗布すると白抜けの白斑(はくはん)を起こす
- ハイドロキノンクリームを塗った状態で紫外線を浴びるとシミや色素沈着が悪化する
劇薬とも言える存在なので、肌の炎症やかゆみを中心とするアレルギー症状で悩まされる事があります。
低濃度でも1年間以上に渡る長期的な使用で肌荒れが起こりやすく、個人輸入で入手して使う際は事前にパッチテストを行いましょう。
ハイドロキノンクリームを使う上での注意点!安全に使うには?
以下では、ハイドロキノンクリームを安全に使用するために、押さえておきたい注意点を幾つか挙げてみました。
・肌への刺激や負担を避けるために濃度が濃すぎるクリームは使わない
・敏感肌の人は二の腕に塗布して絆創膏を貼り、24時間後に肌の状態を確かめるパッチテストを行う
・紫外線の影響を受けやすい肌となるのでハイドロキノンコスメを使った後は必ず日焼け止めを塗布する
・妊娠中や授乳中の女性は肌へと使用する前に専門医へと相談する
・開封したら酸化しやすいので冷蔵庫で保管する(使用期限を守る)
・長期間に渡って同じ部分に使用し続けると白斑を起こしやすいので注意
安全にシミやそばかすの対策を行うに当たり、最初に正しい知識を得ておかなければなりません。
医療機関で保険外治療のレーザーを受けなくても頑固なシミを消せるようになりましたが、副作用のリスクがある医薬品だと心得ておいてください。
ハイドロキノンクリームは薬局や通販で購入できる?皮膚科での処方のみ?
以前までは、ハイドロキノンクリームを使うに当たって皮膚科で医師から処方してもらうしか方法がありませんでした。
しかし、近年では法律の緩和により、薬局やネット通販で気軽に購入できます。
・Amazon
・楽天市場
・オオサカ堂
これらの販売店で購入出来て、ハイドロキノンを含む「オバジHQ ブライトニングナイトセラム」や「エピステーム HQレーザークリア」はデパートでも入手可能です。
製品によって価格が異なるので、自分に合ったクリームを探して比較してみましょう。