シミと毛穴

毛穴のポツポツした黒い汚れ詰まりで悩んでいる方は多いと思います。
実はそれは、毛穴の詰まりではなくシミの可能性もあります。
毛穴のシミの原因と消す方法をご紹介します。

目次

消えない毛穴の黒ずみは毛穴の汚れではなくシミ?

毛穴の汚れを取り除いたのにまだ毛穴が黒い、何てこともありませんか?
実はその毛穴の黒ずみの原因は、毛穴のシミです。

毛穴に詰まった角栓は酸化するとシミになる

毛穴に角栓(汚れ)が詰まると、角栓が酸化して黒ずみます。
これが毛穴のブツブツの原因ですが、毛穴に長く留まっていた角栓は、皮膚に刺激を与えて活性酵素を発生します。

これによってメラニン色素が作られてしまい、毛穴が黒ずんでシミになってしまうのです。
もし、毛穴のブツブツを触ってザラザラしていないようなら、それは角栓の詰まりではなく毛穴のシミである可能性があります。

鼻の下の毛穴のシミはたるみ毛穴かも?

年齢と重ねると、体の至るところも老化していきます。
筋肉が老化して皮膚も一緒に下に引っ張られてしまうため、顔のたるみが目立ち始めます。

それは毛穴も例外でなく、毛穴もたるんで「しずく状」に毛穴が開いてしまいます。
特に、鼻の下から唇にかけての毛穴は、たるみ毛穴になることが多いのです。

この場合、毛穴そのものに原因があるわけでなく、顔の筋肉が衰えたことが原因で毛穴が開いているという事になります。
ですので、たるみ毛穴が気になる方は、まずは顔のたるみを解決させる必要が有ります。

顔のたるみは、フェイスマッサージや保湿などをしましょう。
また、表情筋を鍛える必要もあります。

普段から口の周りの筋肉や、頬・目の周り・おでこの筋肉などを意識して動かして表情筋を鍛えて、血液やリンパの流れを促すようにしてください。
毎日続ける事でたるみも徐々に解消され、エイジングケアにも繋がるでしょう。

にきび跡が原因で毛穴のシミができる場合もある

ニキビ跡が残って顔にボコボコした状態になる事はありませんんか?
「クレーター型」のニキビ跡毛穴ですが、そのまま放置していると、黒ずんでシミになる場合があります。

また、逆に毛穴に溜まった角栓が酸化して、毛穴が広がって出来るニキビ跡もあります。
毛穴の周りにニキビが出来た事で、毛穴の収縮機能が低下してしまい、毛穴が開いた状態になってしまうのです。

洗顔時の擦りすぎも毛穴のシミを増やす!

クレンジング・洗顔の際、綺麗にしたいと思って力強くゴシゴシとこすって洗っていませんか?
残念ながらそれは逆効果です。

擦る動作は、肌を傷付けてしまいます。
特に毛穴のシミが出来やすい鼻の皮膚は弱いため、刺激を受けやすいのです。
洗顔の泡で優しくなでるように洗い落とすようにしましょう。

毛穴のシミを予防する対策は何?

毛穴のシミを予防する対策

毛穴のシミを予防策の1つは、先ほどお伝えしたように洗顔の際は擦らず、泡で優しく洗い流すようにする事です。
他にはどんな対策があるのでしょうか。

紫外線対策を徹底して毛穴のシミを予防しよう

まずは、シミの元であるメラニン色素を作らないために、紫外線対策を徹底しましょう。
鼻は毛穴が汚れやすく、日焼けもしやすいので特に念入りに日焼け止めクリームを塗りましょう。
外出時には、アームカバーや帽子、日傘、サングラスなども使って強い日差しを長時間受けないようにしてください。

化粧を落として洗顔した後は、美白化粧水と毛穴を引き締める化粧水を使って、毛穴に汚れが詰まりにくくすると良いでしょう。
氷洗顔や氷マッサージなどで顔を引き締めるのも手です。

タオルなどでの擦りすぎには要注意

洗顔時の擦りすぎには気を付けるようにとお伝えしましたが、洗顔後に顔を拭く際もタオルで顔をこすらないようにしましょう。
タオルの素材でも顔に刺激を与えてしまう可能性が有ります。
洗顔の泡と一緒で、優しく包み込むようにして拭くようにしましょう。

毛穴のシミに効く化粧品は何?

毛穴のシミに効く化粧品

毛穴のシミに効く化粧品の前に、毛穴を引き締める化粧品の選び方を少しだけご紹介します。
毛穴のつまりや開いた毛穴には、「収れん化粧水」を選びましょう。
タンニン酸・クエン酸・乳酸などの有機酸、植物抽出エキス、ビタミンC誘導体などが毛穴の引き締め効果のある成分です。

資生堂ホワイトルーセント・トーニングローションやベネフィークのフォルム トーニングローションなどがあります。
化粧水をコットンに含ませて、肌がひんやりするまでパッティングして毛穴を引き締めていきます。

では、本題である毛穴のシミに効く化粧品は何でしょうか?

毛穴のシミにはビタミンC誘導体配合化粧水や美容液

先ほどお伝えしましたが、シミにはやはり美白化粧品です。
特にビタミンC誘導体配合の化粧水や美容液は、効果が現れやすいと言えます。

ビタミンC誘導体は、先ほど毛穴を引き締める効果でも紹介しましたが、美白作用も高いのでシミ対策にもうってつけです。
美白効果と抗酸化作用があり、シミの原因であるメラニンを除去してくれます。
ビタミンC誘導体配合の化粧水は、ビーグレンやアスタリフト、SIBODYなどでも紹介されています。

化粧水を付ける時のポイントは、肌の必要な水分が蒸発する前に、化粧水をつけて乾燥を防ぎましょう。
また、つける際は毛穴の気になる箇所から素早くなじませてくださいね。

毛穴のシミ以外のスキンケアも出来るオールインワン化粧品

普段の生活が忙しくて、スキンケアをしたくても、なかなか余裕がないという方も多いでしょう。
忙しさを言い訳にしてスキンケアを怠っていると、その怠け分はすぐに肌に現れます。

出来れば毛穴のシミだけでなく、スキンケアをきちんとしたいけどなかなか続かないという方は、「オールインワン化粧品」を使ってみましょう。
オールインワン化粧品は、化粧水・美容液・乳液・クリームなどの複数の化粧品の機能が1つになったスキンケア化粧品です。

通常であれば化粧水や美容液などの複数の化粧品を付けるため時間がかかりますが、オールインワンで時間短縮されますし、肌の負担も軽減できます。
スキンケア化粧品が1つで済むのでコストも押さえられるので、忙しい方にはぴったりの化粧品ではないでしょうか。

ただ、複数基礎化粧品を使うよりも1つ1つの働きは弱まってしまうデメリットがあるので、それば覚えておいてくださいね。
では、毛穴のシミが気になる方でオールインワン化粧品で解決したい方は、選び方にポイントがあるので、それを押さえておきましょう。

まず1つ目は、肌が乾燥していると毛穴の開きやシミはもちろん、多くの肌トラブルを引き起こしてしまうので、セラミドやヒラルロン酸が配合された高保湿成分配合の化粧品を選びましょう。

2つ目は、特に気になる肌トラブルにあったオールインワン化粧品を選びましょう。
今回毛穴のシミについてお話ししていますが、毛穴のシミにはビタミンC誘導体とアルブチンが配合されているもの、「美白」表記のあるものを探してください。

最後に、ずっと使い続けられる価格の化粧品を選んでください。
1度だけ高い化粧品を使うよりも、手頃な値段の化粧品を無理なく長く使い続ける方が徐々に肌を綺麗にしていく事が出来ます。

毛穴のシミに馬油は効果的?

毛穴のシミに馬油は効果的なのか

ドラッグストアーでもよく見かける「馬油」ですが、果たしてこれは効果が期待出来るのでしょうか。
馬油は文字通り、馬の尾の付け根やたてがみ、皮下脂肪などから作られた油です。

馬油は人間の皮膚と馴染みがとてもよく、肌の保湿や血行促進、マッサージ効果有り、抗酸化作用、殺菌作用などの効果があります。
特に保湿効果が高く、角質層にも浸透しやすく肌に潤いを保つ働きをします。

保湿力を高めてくれるので肌のターンオーバーも正常になり、シミを薄くしてくれます。
毛穴に詰まった角栓も、馬油を塗り続けることで汚れを落としてくれ、毛穴のシミにも浸透して黒ずみを薄くします。

馬油で正しいスキンケアして毛穴のシミを消すには?

馬油で毛穴のシミを消す方法は、「馬油パック」です。
実践する際は、入浴してお風呂の蒸気も利用して行いましょう。

馬油パックはとても簡単で、顔に多めの馬油を塗って毛穴が開くまで放置します。
毛穴が開いたら軽くマッサージをして、その後湯船につかりながら10分程度置いておきましょう。

これで馬油パックは終了です。
馬油は塗りっぱなしで問題ありませんが、気になる方は馬油石鹸できれいに洗い流すと良いでしょう。

毛穴のシミは自力でスキンケアできる

毛穴のシミは自力でスキンケアできる

毛穴のシミに悩んでいる方は多いと思います。
悩んでいる方が多いので、ドラッグストアーにも毛穴のシミや汚れのスキンケア用品も多くあります。

やみくもに色々と試すよりも、美白化粧品やオールインワン化粧品、馬油などのどれか1つをしばらく試して、様子を見ながらスキンケアしてみましょう。
毛穴のシミがない肌は、1日2日では出来上がらないので、辛抱強く続けられるスキンケアを選んでくださいね。