シミと最新治療

紫外線やストレスで長年シミに悩んでいる方は、思い切って皮膚科や美容外科で治療を受けてみると良いと思います。
シミだけでなく、お肌のトラブルを解決する治療は常に進化を続けています。
2017年度時点で、シミの最新治療にはどのようなものがあるのでしょうか。

⇒管理人も利用したシミ・そばかすに効く医薬品を見てみる。

目次

本気でシミを消したい人は皮膚科・美容外科で最新治療を受けよう

美白化粧水やサプリメント、毎日の食事に気を使って、自分たちでシミのケアをされている方は多いでしょう。
もし、長年ケアをしているのにシミが改善された実感がないという方は、思い切って皮膚科・美容外科にかかってみるのも手だと思います。

シミの最新治療を受ける前にシミの種類を特定しよう

シミの最新治療を受ける前にシミの種類を特定

シミの最新治療を受ける前に大切なのが、自分の肌にあるシミがどの種類なのかを医師に特定してもらう事です。

シミの種類に合った治療を受けよう

実は、シミと一言で言っても様々な種類があり、その種類によって最適な治療法があります。
ここでシミの種類を誤って診断されると、施術後に炎症や逆効果といった肌トラブルを起こしかねません。
病院でシミの種類を正確に判断してもらうようにしましょう。

老人性色素斑の場合のシミ最新治療

老人性色素斑は30~40代以降に、顔・手・背中・腕など紫外線に当たりやすい所に出てくるシミの事を言います。
老化が原因で出てくるシミで、初めは薄茶色ですが放っておくと徐々に色が濃くなっていき、イボのように盛り上がってくる場合もあります。

老人性色素斑は、シミの中では最もレーザー治療やフォトフェイシャルで効きやすく、メラニン色素が取れやすいタイプのシミです。

最新治療には、下記のような治療があります。

  • 周囲を傷つけず傷跡を残さない治療でタトゥー除去にも用いられるQスイッチルビーレーザー
  • ダウンタイムがなくコラーゲン増殖作用も促してくれて、肌にハリを出してくれるフォトシルクプラス
  • 従来の治療器では反応しにくい、色素の薄いシミに反応して治療してくれるアキュチップ

イボのように膨らんだシミ・脂漏性角化症に合う最新治療

脂漏性角化症も老化によって出てくる、所謂「老人性イボ」の事です。
紫外線や老化によって肌細胞が変質してシミが現れ、その部分がだんだん盛り上がってイボのようになります。
表面がザラザラしており、爪で強く触るとポロポロと削れるのが特徴です。

脂漏性角化症の最新治療には、下記のような治療があります。

  • 液体窒素などで凍結させて切除する治療法
  • 老人性色素斑と同様でQスイッチルビーレーザーやフォトシルクプラス
  • 水に反応する特殊なレーザーの光をシミに当てて、内部の細胞を分解して除去する炭酸ガスレーザー

遺伝のものも多い雀卵斑(ソバカス)の最新治療

雀卵斑(ソバカス)は、子どもの頃に出来始めて思春期に濃くなり、その後はだんだん薄くなるのが特徴ですが、紫外線対策などをせずにいるとその影響でソバカスが濃くなる場合もあります。

ソバカスの最新治療は、下記のような治療があります。

  • 老人性色素斑と同じでQスイッチルビーレーザー
  • フォトシルクプラス
  • アキュチップ

レーザーでは逆効果の恐れのある厄介なシミ・肝斑の最新治療

目の周りを除く頬の高い位置や額などに左右対称に、ぼんやりとした形で現れるシミがありますが、これは肝斑と言います。
女性ホルモンの乱れや妊娠、ピル、肝機能障害、紫外線や肌への刺激など様々な原因で肝斑が会われます。

肝斑は、従来のレーザー治療で施術するとシミの色を余計に濃くさせてしまうため、トラネキサム酸やビタミンCなどの薬を使って気長に治療していくのが一般的でした。
しかし、最近では肝斑治療にも使えるレーザー治療も開発されており、皮膚科や美容外科でも積極的に治療を展開されています。

肝斑の最新治療には、下記のような治療があります。

  • 肝斑治療だけでなく毛穴の引き締めやくすみの改善もされるQスイッチヤグレーザー
  • 針を使わない浸透治療法でメラニン色素生成を抑制する肝斑アクシダーム
  • カーボンローションを塗布して肌の古い角質などを除去して決めの整った肌に再生するカーボンピーリング

外部刺激を受けて色素沈着した肌のシミの最新治療

にきび跡やアトピー性皮膚炎、外部刺激で傷ついて炎症を起こした後に肌が黒ずむことを色素沈着と言います。
色素沈着は、正常なダーンオーバーでだんだんと消えていきますが、場合によってはずっと残り続けてシミとして残ってしまいます。
そのまま放っておくと紫外線などでさらに濃くなってしまう可能性もあります。

最新治療には、下記のような治療があります。

  • Qスイッチルビーレーザーやフォトシルクプラス
  • 針を使わない浸透治療法でメラニン色素生成を抑制する肝斑アクシダーム
  • 新陳代謝の活性化や血行を改善させ、傷口を早く治して免疫力を正常化させるダイオードレーザー

成人してから現れる、判別が難しいADMの最新治療

ADMとは、後天性真皮メラノサイトーシスと呼ばれるシミのことで、成人してから頬や額の両側に現れるシミです。
老人性色素斑などのシミは、表皮層に現れるため正常なターンオーバーで大体1ヶ月周期で剥がれ落ちます。

しかし、ADMは表皮のさらに深い真皮層にメラニンが生成されるため、正常なターンオーバーでも5~6年周期で剥がれ落ちると言われています。
真皮層のメラニンはなかなか排出されず、日々の紫外線などの外部刺激でさらに蓄積されて肌の奥深くに残ってしまいます。

そのため、フォトフェイシャルや美白成分を含む外用薬などは、真皮層にまで成分が浸透されないため効果が出ません。
現在、ADMに適した最新治療は、皮膚の深い部分にまで照射できるQスイッチルビーレーザーのみです。

肌に合う施術ができるシミの最新治療・Eライト

肌に合う施術ができるシミの最新治療・Eライト

最新治療には上記のようなものの他に、「Eライト」と呼ばれる治療法もあります。
これは、光エネルギーと高周波を用いて、肌のあらゆる悩みに対応する施術方法です。

Eライトは、肌の状態・肌質に合わせて照射器具のヘッド部分や設定を細かく調整して、一人一人の肌の悩みに合った治療が出来るため、1度の治療で高い効果が期待できます。

ダウンタイムがなく、肌のハリた弾力もアップさせてたるみの改善もしてくれます。
また、局所的にシミ治療を行うレーザー治療と違い、まぶた以外の顔全体のシミ治療も出来るので、顔全体のシミが気になるという方にはうってつけです。

シミの最新治療・Eライト、フォトRF、オーロラのそれぞれの違いは?

シミの最新治療には、EライトだけでなくフォトRFやオーロラといった治療法もあります。
名前は聞いた事あっても、何がどう違うのか分からないですよね。

簡単に説明すると、フォトRFは光と高周波を用いた光治療で、オーロラはアメリカの「シネロン社」という会社が開発した高周波の治療器のことを言います。

Eライトは、そのオーロラに「SRAヘッド」という薄いシミや、赤ら顔にも対応可能な治療器を搭載した最新治療器です。
オーロラには、もともと「SRヘッド」も使われていますが、SRAヘッドはこれよりも照射が強くシミに強く反応して治療をしてくれます。

しかし、SRAでは薄いシミの治療の際に火傷の恐れがあります。
そのため、Eライトの治療では顔のシミの状態によって、SRヘッドとSRAヘッドを使い分けて治療を行う事で、オーロラよりも効果的な治療を受ける事が出来ます。

シミの最新治療を受ける時の注意点

シミの最新治療を受ける時の注意点

シミの最新治療を受ける際には、注意すべきことが幾つかあります。
まずは、シミの治療が美容整形に分類される事がほとんどのため、保険が適用されずに治療費が全額自己負担になる事です。

治療法によって治療費は異なりますが、ほとんどの治療で1回1万円以上かかります。
また、何度も通ったり何箇所も施術したりするとかなりの高出費になりますね。
皮膚科や美容外科で治療を受ける際には、まずは治療費をチェックしたり予算の上限を決めておいたりしましょう。

経験豊富な医師を選ぼう

先述したように、シミには様々な種類があり、それぞれ適した治療法があります。
最新治療を受ける際には、お医者さんにどのシミなのかを見極めてもらい、適切な治療法を施してもらわなければなりません。

皮膚科・美容外科を選ぶ時には、シミ治療の経験豊富な医師を選別しましょう。

治療後のアフターケアは徹底しよう

レーザーなど、シミの最新治療を受けた後は、アフターケアを忘れないようにしてください。
特に強いレーザー治療後には、肌が弱い状態になるダウンタイムがあります。
この時に、保湿ケア・紫外線対策を怠っていると、弱い肌が刺激を受けてさらにシミが増えてしまいます。

治療後は、紫外線予防のテープを患部に貼って予防をして、化粧水や乳液でのスキンケアでしっかりと保湿をしましょう。
このアフターケアを徹底しているかどうかで、治療後の効果の出方が変わってきます。

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シミの最新治療のまとめ

シミの最新治療のまとめ

いくつになっても、肌トラブルや美容の悩みは尽きないと思います。
病院や化粧品会社でも、そんな人たちの悩みを解決するために、様々な商品や治療法を研究・開発しています。
思い切ってシミの最新治療に挑戦しようと決めた方は、事前にどのような治療方があるのかを知っておくようにしましょう。

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管理人も利用したオススメの医薬品なので、参考にしてください。