肝斑と化粧品

肝斑を治療したり対策する化粧品には沢山の種類がありますが、果たして効果はどのくらいなのでしょうか?
また、どんな化粧品を選ぶと良いのでしょうか?
この記事では、肝斑に対する化粧品の効果と選び方についてご紹介していきます。

目次

肝斑の化粧品はどんなものがある?

肝斑の化粧品には、外用薬と内服薬の2つの種類があります。
どちらかだけでも効果は期待する事が出来ますが、この2つを併用した方が、より高い効果を発揮すると言えるでしょう。
肝斑の治療に適した化粧品は、美容外科・皮膚科ではもちろん、ドラックストアや通信販売で手に入れられる市販品もあります。

肝斑を治療する化粧品の効果は?

肝斑を治療する化粧品の効果

化粧品での治療ですから、すぐに効果が現れるというわけではありません。
化粧品を使い続ける事によって徐々に肝斑が薄くなり、気が付いたら綺麗になっている事でしょう。

肝斑を化粧品で治療する事は、非常に根気が必要です。
『う~ん効いているのかな?』と疑問を持つ事も多いでしょう。

「まさに継続は力なり」という事になりますが、短くて3ヶ月、長くても1年同じ化粧品を使っていても効果が感じられない場合は、残念ながら自身の肌に合っていないという事になります。
この場合は、専門医による診断を受け適した治療薬を処方してもらい、治療を行うのが良いでしょう。

肝斑を治療する化粧品の選び方

肝斑を治療する化粧品には、『ハイドロキノン』が含まれた化粧品が最も効果的です。

ハイドロキノンは、非常に強い漂白作用を持つ成分・外用薬。
ハイドロキノンそのものを使用すれば良いと思うかもしれませんが、ハイドロキノンは非常に強い薬ですので、取り扱いには十分な注意が必要になります。

ハイドロキノンを使用した事のある方は問題ありません。
しかし、そうでない方は、肝斑に効く化粧品の中にハイドロキノンが高濃度で配合されているものがあります。
そのため、そちらの化粧品を選んでみる事をオススメします。

また、トラネキサム酸も肝斑を治療するにはポイントとなる成分です。
トラネキサム酸は、化粧品・外用薬のほか内服薬もあります。
化粧品による肝斑の治療のオススメの方法としては、ハイドロキノン配合の化粧品とトラネキサム酸の内服による、外用薬と内服薬を併用した治療です。

身体の外からも内からも治療する事が肝斑には効果的です。

肝斑を治療する化粧品にはどんなものがある?

肝斑を治療する化粧品には、よく薬局などで見かけるものにオバジ・トランシーノ・HAKU等があります。
どれも美容液ですので、外用薬です。
他に、シミ治療で有名なものに、ビーグレン・アンプルール・サエル等があります。

短くても3ヶ月は使用し続けなければ、肝斑に対する効果は出ないと言われています。
それぞれ体質によって合う・合わないがあると思いますが、合わなければ他の化粧品を試してみましょう。

ちなみに、『サエル』は敏感肌専門ブランドが作っている化粧品で、超敏感肌・アトピーの人にオススメの美白化粧品です。
「肌が弱いけど大丈夫かな?」という不安を持っている方も、安心して治療する事が出来ます。

肝斑は化粧品で隠したり、対策できる?

肝斑は化粧品で隠したり、対策できるのか

肝斑も一般のシミと同じで、コンシーラー等を使って隠す事は可能です。
しかし、肝斑はハケで塗ったようなシミが特徴で、隠したい範囲が広くなるため、少しテクニックが必要になるかもしれません。

日常から肝斑を対策するには、まずは紫外線対策が重要なポイントになります。
他のシミと同じで、やはり肝斑にも紫外線は大敵です。
なるべく紫外線を受けない工夫をすると良いでしょう。

他に、先程紹介したトラネキサム酸は、肝斑の生成を防ぐ効果もあります。
外用薬でも内服薬でも構いませんが、トラネキサム酸を取り入れる事で肝斑を予防する事が出来ます。

最後に、肝斑だけに言える事ではありませんが保湿が重要で、肌の乾燥は美の大敵です。
乾燥はシミ・肝斑ができやすい状態を招きます。

保湿を心がけ、紫外線対策・トラネキサム酸の摂取で肝斑を予防しましょう。

肝斑を化粧品でケアしながら治すには?

肝斑を化粧品でケアしながら治すには、非常に根気が必要です。
肝斑は常に身体の中で生成され続けています。

「ケアしながら治す」という事は、肝斑の生成を防ぎながら出来てしまった肝斑を消すという事です。
消す事が出来ても生成を防ぐ事が出来れば、また肝斑が浮き上がってきてしまう事になります。

肝斑を最も効果的に治療するには、トラネキサム酸で肝斑の生成を予防・対策しながら、ハイドロキノンを使って消す・美白する方法が良いでしょう。

肝斑に対する化粧品についてのまとめ

肝斑に対する化粧品についてのまとめ

肝斑は非常に自己診断の難しいシミです。
ただのシミかと思っていたら肝斑だったり、肝斑だと思ったらアザ(太田母斑)だったり…という事がよくあります。

本来ならば、医師の診断を受けて治療に取り組んだ方が、より的確な治療を行う事が出来るのですが、様々な事情で病院へ通えない方は多くいる事でしょう。
まず化粧品による治療を行い、効果が出ない場合は医師に掛かるという方法でも構わないと思います。

化粧品での治療を行うポイントは、トラネキサム酸で肝斑の生成を防ぎつつ、ハイドロキノンで消す事。
化粧品での治療は非常に根気が必要になりますが、まずは3ヶ月続けてみる事が大切です。