シミが消えない

「こんなにもシミ対策を行っているのにどうして?」とお悩みの方が多くいるのではないでしょうか。
当ページでは、シミが消えない理由と原因について紹介していきたいと思います。

目次

消えないシミはある?

シミを消すには、それぞれシミの種類に合った治療を行わなければなりません。
シミの種類を間違えてたまま誤った治療を続けていると、いつまで経ってもシミが消える事はありません。

また、中には治療に時間の掛かるシミもあります。
できて日の浅いシミならば、短期間の治療で消す事が出来ます。

しかし、できてから何年も経っていたり、濃いシミとなると治療に長期間かかると言われています。
ただ、諦める必要はありません。
適切な病院で適切な治療を行えば、症状は次第に改善していくでしょう。

レーザーでもシミが消えないのはなぜ?

レーザーでもシミが消えない

原因のひとつとして、シミの種類に対して間違ったレーザー治療を行っている、という事が考えられます。
シミの治療には、シミの種類に対して適切な種類のレーザーを用いることが必要です。

また、レーザーを当ててはいけないシミだったということも考えられます。
悩んでいるシミが『肝斑』だった場合、レーザーを当ててしまうとより濃くシミになってしまいます。

肝斑は、20代後半から40代、または更年期の女性に多いシミで、主に顔の額・頬・口周りに、左右対称のうっすら茶色のシミが出来るのが特徴です。
真皮の奥深くに出来るため、その上に別のシミがあると気付かれないままレーザー治療してしまう場合があります。
そうすると、肝斑が濃くなって出てきてしまうため、『レーザーを当てたのにシミが消えなかった』と認識してしまう事になります。

レーザー後の赤みが消えないのはなぜ?

一般的にレーザー治療をした後、シミが消えるまでの期間は、1ヶ月から3ヶ月程掛かると言われています。
しかし、炭酸ガスレーザーを用いた治療の場合、それ以上に期間が掛かると言われています。
3ヶ月から1年と期間は大きく開いてしまうのですが、その理由としては、炭酸ガスレーザーは真皮の深いところまで焼き切るため、皮膚のダメージが大きくなり、長く赤みが見られるからです。

また、レーザー治療をした後は、治療部位のケアを念入りに行わなくてはなりません。
色素沈着を防ぐためにも、出来るだけ摩擦のないよう部位を保護し、処方された薬を塗り忘れることの無いように努める必要があります。

もし1年以上経っても赤みや色素沈着が見られるようでしたら、再度受診が必要です。

化粧品ではシミが消えない?

化粧品ではシミが消えないのか

セルフケアのできる市販の化粧品には、馬油・ビーグレン・アンプルール・hakuなどシミに悩む人なら一度は聞いたことのあるものがあります。
また、シミ消しの観点が少し違ってきますが、シミ隠しのためのファンデーションやコンシーラーなど様々なものも販売されています。

これらの化粧品が全くシミ消しに効果がないわけではありません。
しかし、全てのシミに対して万能に効く、というわけでもないのです。

また、ファンデーションやコンシーラーでのシミ隠しは技術が必要になりますし、人それぞれ肌の色や肌質が違うので、それぞれ合ったメイクアイテムを探さなくてはならないでしょう。
自分のシミや体質を理解しないままセルフケア化粧品を選んでいると、いつまでも効果がでないという事に繋がります。

市販の化粧品でシミが消えない理由

市販の化粧品でシミが消えない理由は、自分のシミに合ったものを選択していない以外にも、症状の進みすぎたシミであるという事が考えられます。
できて日の浅いシミや皮膚の奥不覚まで染み付いていない薄いシミであれば、市販化粧品(治療薬)での早期のセルフケアによってシミ消し効果を得る事が出来ます。

しかし、日が経ってすっかりこびりついてしまったようなシミや濃いシミは、セルフケアで多少薄れても完全に消すのは難しいと言えます。
このようなシミは病院での治療を行った方が、セルフケアに掛ける金額より安く、そして早くシミを消す事が出来るでしょう。

唇にできたシミには市販の化粧品で効果がある?

また、唇にできたシミであれば、市販の化粧品でのシミ消し効果が十分に得られるようです。
唇はコラーゲンの塊で、紫外線によるシミが出来る事はありません。
多くのシミは、口紅などによる汚れが染み付いたものであったり、ひび割れなど傷口から派生する色素沈着となっています。

唇のケアにオススメの方法は、ホホバオイルを塗る事です。
ホホバオイルで唇の奥まで浸透している汚れ・色素を浮かび上がらせて、肌のターンオーバーに任せて自然に排出する方法です。

他にも、色素沈着であれば、色素を漂白するような化粧品を使えば十分に効果が期待出来ます。
ただ、それでもだめなら、最終的には病院へという事になりますが、まずは試してみるのも良いかもしれませんね。

処方薬でシミが消えない理由

「病院に行って処方薬を貰ったけど一向に効果が出ない…」と悩む人は少なくありません。
シミ消しと言えばハイドロキノンが処方されますが、これは効果の出るシミとそうではないシミがあります。

ハイドロキノンは、皮膚の浅い所に出来たシミを漂白するのに適している薬です。
そのため、深い所に出来たシミには効果がありません。

よく肝斑と間違われる太田母斑というアザに分類されるシミがあります。
これは、皮膚の深い部分に出来るアザですので、ハイドロキノンの効果は見込めません。

また、他の外用薬のトレチノインや内服薬ではトラネキサム酸がありますが、全ての薬は万人に効くものではなく、人それぞれの体質に合わない場合があります。
代表する薬だけがシミ治療の処方薬ではありません。

外用薬や内服薬での治療は時間が掛かるため、焦らず治療を続ける事が大事になります。
しかし、一向に改善が見られない場合は、一度医師に相談すると体質に合った薬を処方し直してくれるでしょう。

産後のシミが消えないのはなぜ?

産後のシミが消えない

妊娠中は、女性ホルモンの関係で非常にシミが増えやすくなっていますが、「出産したらシミは消える」と言われています。
しかし、実際のところ、シミは減るどころか増える一方という方が多いのではないでしょうか。

これには女性ホルモンのひとつ、「エストロゲン」と「ビタミンC不足」が関係しているのではないか、と言われています。
エストロゲンは、シミを出来やすくしてしまうホルモンです。

妊娠中増えたエストロゲンが、産後は非妊娠時よりも減少します。
「シミができにくいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、母乳を作り出す時にお肌を守るビタミンCが大量に消費されるため、ビタミンC不足となり、紫外線の影響を大きく受けてしまうのです。

他にも、産後の女性の体はホルモンバランスが乱れており大変不安定で、シミのできやすい状態となっています。
産後のシミが消えない大きな原因は、「ホルモンバランスの乱れ」と「ビタミンC不足」なのです。

産後のシミを消すにはどうしたらいい?

産後のシミを消すには、「ホルモンバランスの安定」と「ビタミンCを補う」事が必要です。
紫外線に敏感になっていますから、赤ちゃんと引きこもりの生活でも、毎日のUVケアを怠らないようにすると良いでしょう。

ホルモンバランスは、産後の影響が落ち着いて規則正しい生活を送れるようになってくると自然と整ってくるものですが、育児にはストレスがつき物なので、そう簡単にはいかないかもしれません。
しかし、ビタミンCを補い体の内側からケアをしていれば、ある程度シミの生成を防ぐ事が出来るでしょう。

また、産後のシミ取り化粧品の使用や治療は、母乳に影響したり、ホルモンバランスの乱れから思った効果を得ることが難しくなっているため不向きとなっています。
病院での治療も行ってくれる所もありますが、大体は断られるそうです。
治療は体の回復が見込める時期、もしくは母乳育児を終了させてから望むのが良いでしょう。

それまでは、ファンデーションやコンシーラーなどメイクアイテムを使って上手くカバーしていくと良いですね。

消えないシミについてのまとめ

消えないシミについてのまとめ

自分のシミや体質を理解し、合った治療を行う事が上手くシミを消す事への近道となります。

早く確実に効果の期待できるレーザー治療も、症状に合わなければ遠回りする事になってしまいます。
気軽にできるセルフケアですが、効果が期待出来るのは出来たばかりのシミだけだと思う方が良いかもしれません。

産後は、キレイなママでいたい!と思うかもしれませんが無理は禁物です。
体の回復に努めてからでも遅くはありません。

シミが消えないのは大体が「合わない治療をしているから」です。
自己診断やセルフケアでは限界があるかもしれません。
「合わないのかな?」そう疑問を感じた時は、きちんとした診断を受け、確実な治療を行うと良いでしょう。