シミと目尻

年齢を重ねるごとにシワ・シミ・たるみなどのお肌のトラブルはどんどん増えていきます。
若いうちのスキンケアで決まりますが、いくら念入りにケアをしても肌トラブルはつきものでしょう。

目次

いつの間にかできた目尻のシミを消すには?!

目尻などの目の周りの目立つ所にいつの間にかシミが出来ていたら、落ち込みますよね。
そのシミを消すには、まずはそのシミの種類が何なのかを判断する必要が有ります。

目尻のシミの種類とそれぞれのケア方法

目尻のシミの種類とそれぞれのケア方法

実は目尻のシミには、主に2種類あります。

この2つのシミは一見すると同じシミに見えますが、スキンケアの方法は全く異なっています。
いくら入念にケアをしても、ケアの方法が間違っていたらシミを消す事は出来ません。

2種類のシミについてと、ケア方法をご紹介致します。

老人性色素斑の場合

目尻のシミで考えられる種類の1つ目は、「老人性色素斑」です。
老人性色素斑は、その名の通りで老化によって現れてくるシミです。
また、紫外線の当たりすぎによってシミを増やし、色も濃くしてしまいます。

老人性色素斑は、美白化粧品を使ったケアをします。
美白成分が配合された化粧品で、シミの原因のメラニンを排出、メラニン生成抑制をしていく必要が有ります。
また、美白成分配合の洗顔やピーリングジェルなどを使って、肌表面の古い角質を剥ぎ取ってシミを薄くするのもケア方法の1つです。

さらには、「肌の漂白剤」と呼ばれるハイドロキノンが配合された強力な美白化粧品を使用して、肌の奥深くにできているシミを排出します。
また、新たなシミが出てこないように予防をすれば、目尻のシミを綺麗にする事が出来るでしょう。

ハイドロキノンは、皮膚科でも外用薬として処方されることが多いですが、誤って髪などに付着してしまうと一緒に漂白されてしまいます。
それだけ強力な薬ですので、皮膚科で処方された場合は、必ず医師の指示に従って使用するようにしましょう。

肝斑の場合

目尻のシミの種類の2つ目は「肝斑」と考えられます。
肝斑は、両ほほ骨に左右対称でほぼ同じ形・大きさ、ぼんやりとした輪郭で現れます。
原因は紫外線だけでなく、妊娠や経口避妊薬の服用、精神席ストレスなどによって起こる、ホルモンバランスの乱れなどで現れると言われています。

目尻の肝斑は、老人性色素斑と同様で美白化粧品でも十分にシミを薄くすることが可能ですが、皮膚科では内服薬と外用薬の併用で肝斑の治療を行います。
肝斑の治療はシミの中でも難しいと言われているため、様々な治療方法を組み合わせ、薬の量などを調整しながら状態を改善していくのが、肝斑ケアの方法です。

内服薬は、メラニンの発生を抑制するトラネキサム酸、肌のターンオーバーを正常化するL-システイン、皮膚のコラーゲン生成や抗酸化作用を手助けするビタミンCなどが用いられます。
外用薬には、老人性色素斑と同様で、ハイドロキノンを使って肌表面を漂白していきます。

目尻のシミにレーザー治療は危険?

顔のシミを消すなら、いっそ皮膚科・美容外科でレーザー治療をしたいという方は沢山いらっしゃるでしょう。
しかし、目尻のシミにレーザー治療を施すかどうかは慎重に考えなければなりません。

目の周りの皮膚は、顔の中でも特に薄く刺激に弱い部分です。
そのため、レーザー治療の刺激が強すぎる可能性もあります。
また、もし目尻のシミが肝斑だった場合、レーザーの種類を誤ると余計にシミの色を濃くしてしまう可能性もあります。

それでも目尻のシミを薄くしたいと思う方は、クリニックを慎重に選びましょう。
レーザー治療経験の豊富な医師であるか、施術前のカウンセリングやアフターケアを丁寧にやってくれるかなどを確認してみることです。
選ぶクリニックが信頼できるかどうかを見極めた上で、目尻のシミについて相談しましょう。

目尻のシミは病気が原因かも?!

目尻のシミは病気が原因かも

目尻にできるシミには、内臓の病気のサインである可能性があります。
それと同時に、クマや涙袋も内臓の病気が原因で出てきます。

目尻のシミで分かる内臓の病気をご紹介します。

腎臓の病気

老廃物などを尿として体外へ排出する働きを持っている腎臓は、人体の中の肝臓や肺などの器官と繋がっています。
腎臓は血液を作るためのホルモンを分泌していますが、ホルモンは血圧を低くする働きをもっています。

そのため、腎臓が弱ると病気にかかるだけでなく、ホルモンの分泌量が減ってしまい、血圧が上がってしまいます。
血圧が上がると、肌のターンオーバーも上手く行えなくなります。
これにより目尻にシミができます。

もし目尻のシミが腎臓の病気が原因なら、最悪の場合は人工透析や移植をせざるを得なくなる恐れもあります。
目尻のシミや目の周りのクマが目立つ時は、腎臓の病気も疑う必要があるかもしれません。

特にお酒や濃い味付けが好き、夜にお菓子をよく食べると腎臓に負担が掛かってしまいます。
腎臓を弱らせないためにも、食生活を見直すのも必要かもしれませんね。

腎臓の病気を予防するには?

先述したように、お酒や濃い味付けの食事、夜中のお菓子は腎臓に大きな負担をかけてしまいます。
こういった食事や飲食が多いという方は、取りすぎには十分注意しなければなりません。

また、カフェインの取りすぎも腎臓を疲れさせてしまいます。
水分補給を怠るのも腎臓に負担をかけてしまうので、水分補給はしっかりと行いましょう。

逆に腎臓の機能を助けてくれる食べ物は、昆布、ほうれん草、鶏肉、大豆などがあります。
これらを意識して摂取して腎臓の病気のリスクを減らすようにしましょう。

膀胱の病気

膀胱は尿を排出する機能だけでなく、老廃物を伸縮させながら体外へ排出させる「人体のポンプ役」を担っています。
もし膀胱が病気になると、老廃物の伸縮が上手くいかずに再び体内へと戻ってしまいます。

老廃物の中には体に害のある成分も含まれています。
排出が上手くいかずに体内に残ると、そのまま有害な成分も吸収してしまい、それが元で体に悪影響をもたらしてしまいます。

目尻のシミは、膀胱の病気の可能性も示してくれることがあります。

膀胱の病気を予防するには?

膀胱の病気の主な原因は、細菌の侵入が原因の場合が多いと言えます。
細菌が尿道から入ると膀胱炎になることもあります。

膀胱の病気を予防するには、常に清潔にして細菌の侵入を防ぐことが最も重要です。

男性も目尻のシミのケアをしよう

最近では、男性でも紫外線対策やスキンケアをしている人が増えています。
少し前までは、日焼けを気にしていない男性も多かったのですが、年々強くなる紫外線で肌への負担がどんどん強くなっています。
ですので、テレビでも男性も紫外線対策をするようにと伝えられる番組も、よく見かけられるようになしました。

男性が目尻にシミが出来てしまうのは、紫外線と擦りすぎが原因で起こります。
また、男性は毎日髭剃りをされていると思いますが、それも肌の刺激に繋がります。

スキンケアや紫外線対策をする男性が増えたといっても、やはり紫外線への意識は女性より低いため、日焼け止めクリームの塗布や乾燥予防の保湿ケアを怠ってしまう事もあるでしょう。

すると、男性でも加齢と共にシミが出てきてしまいます。
女性と違い、男性は化粧をする事がないため、目尻のシミなどは目立って気になるという人も多いでしょう。

これからは、男性も美白化粧品や日焼け止めクリームで紫外線対策・シミ予防をしていく事をオススメします。
市販の日焼け止めクリームには、ニベアフォーメン UVプロテクター、メンズビオレ 浸透化粧水 UVミルキータイプなどがあります。

シミを薄くしてくれる医薬品には、ハイチオールCがあります。
肌表面からシミを消したい方には、メンズケシミンクリームも販売されています。

今ここで紹介しただけでも様々な種類があります。
自分たちのスキンケアがしやすいものからケアを始めていくと良いでしょう。

目立ちやすい目尻のシミは丁寧なスキンケアで対処しよう

目立ちやすい目尻のシミは丁寧なスキンケアで対処しよう

目尻のシミは目立ちやすいため、悩む方が多いと思います。
そのため、クレンジングや洗顔で、つい強くこすってしまう人も多いのではないでしょうか。

目尻だけでなく、肌全体に言える事ですが、強くこすってしまうと肌に刺激を与えてしまって、シミの治りを遅くしてしまいます。
特に目の周りは皮膚が弱いため、刺激を受けやすくなっています。

目尻のシミのケアをしたい方は、特に優しく丁寧にケアをすることを心がけましょう。
根気強くケアをすることがシミを薄くするためには重要です。

当サイトでは、シミ・そばかすに効く医薬品も紹介しています。
管理人も利用したオススメの医薬品なので、参考にしてみてください。