腕のシミ

半袖の季節になると腕のシミが気になりますね。
この記事では、腕のシミの原因と治療、対策について説明していきます。

目次

腕にシミができる原因は?

腕にシミができる原因の多くは紫外線です。
特に、肩から二の腕にかけた部分は紫外線を浴びやすく、紫外線によるシミが出来やすいと言えます。

肩から二の腕にかけた部分が、日焼けした後に水ぶくれのような症状がでたら要注意。
花弁性色素斑といって、水ぶくれの後に花が開いたようなシミができるのが特徴で、ひとつ出来ると、その後いくつも発生しやすいという厄介なものです。

また、腕にできるシミには、加齢と共に現れる老人性色素斑や、イボのように盛り上がるシミの脂漏性角化症もあります。
水ぶくれが出来なくても、日焼けや怪我、火傷などが原因で色素が沈着して、シミになる炎症性色素沈着というものもあります。

消したい腕のシミの対策・消す方法はある?

腕のシミの対策・消す方法

腕のシミを消す方法には、外用薬の塗布やレーザー治療が挙げられます。
前述したように、シミの種類は様々あるため、それぞれシミの種類に合った効果的な治療を行うためにも、一度医師の診察を受けると良いでしょう。

腕のシミを予防するためには、やはり日頃からの紫外線対策が必要です。
こまめにUVカットクリームを塗ったり、UVカット効果のある上着を着用するのも良いでしょう。
万が一日焼けしてしまった場合は、その後の皮膚のケアも怠らないようにするのが重要な事と言えます。

また、過度な刺激も肌にダメージを与えシミの原因となります。
お風呂で体を洗う際、ナイロンタオルでごしごし擦ったりするのも肌にあまりよくありません。
紫外線や刺激から肌を守り、シミを予防しましょう。

腕のシミは皮膚科で治療できる?

腕のシミは皮膚科で治療する事が出来ます。
皮膚科で治療するメリットとしては、下記の通りです。

  • 医師の的確な診断をもらうことができる
  • 治療中の肌トラブルに対応しやすい
  • 健康保険が適用される場合があり費用が抑えられる

皮膚科によって、同じ症状でも治療方針が違ったり、健康保険が適用される・されない場合があります。
診察を受けて疑問を持てば、他の医院で診察を受けて、どちらかの治療を選ぶ方法もよいでしょう。

腕のシミは市販化粧品で消す・隠すことができる?

市販化粧品での治療には限りがあります。
初期の老人性色素斑や炎症性色素沈着であれば、ある程度効果が期待できるかもしれません。

しかし、シミの症状は素人目では判断しにくく、間違った治療は逆効果を生む可能性もありますのでオススメしません。
まだ出来ていないシミへの予防やシミ対策であれば、非常に良い効果が期待できるでしょう。

出来てしまった腕のシミを一時的に隠したい、という事であればボディ用のファンデーションがあります。
上手に隠すには少し練習が必要になるかもしれませんが、ひとつ1千円~3千円台と値段も手ごろですから、試してみるのも良いでしょう。

腕のシミはレーザー治療できる?

腕のシミのレーザー治療

腕のシミの治療法のひとつに、レーザー治療があります。
レーザー治療は、シミの種類に対して効果のある種類のレーザーを照射していく治療法です。
シミの濃さや大きさ、症状によって1回の照射で済むものもあれば、複数回照射する場合もあります。

また、レーザー治療の注意点としては、照射後一時的にシミが濃くなったり、レーザーで焼いたかさぶたが取れて傷跡になったりします。
外用薬での治療より早く完了するレーザー治療ですが、完全にシミが消えるまでには数週間の時間を要します。
医師の指導をよく守り生活していれば、何ら問題のない症状ですので、安心してください。

明らかにおかしいなと疑問を感じたら、ひとりで悩まずに医師に相談しましょう。

腕のシミのレーザー治療に掛かる費用は?

腕のシミのレーザー治療に掛かる費用は、レーザーの種類や照射部位の範囲・大きさによって金額が上下します。
1回の照射に掛かる金額は、相場で約3千円~1万円と大きく差があります。

レーザー治療を行う場所でも金額に差が出てきます。
一般的な皮膚科であれば、症状によっては健康保険が適用され、上記の金額よりも安くなる場合もあります。
しかし、レーザー機器を設置していない皮膚科も存在しますので確認が必要です。

赤ちゃんの腕のシミの原因は?

赤ちゃんの腕のシミの原因

赤ちゃんの腕のシミの原因は、紫外線ではありません。
生まれつき持っているメラニン色素に何らかの問題が生じて発生するもので、シミではなく母斑というアザの分類になります。

青いものはアザで、黒いものはホクロと呼ばれます。
大体が心配のないもので、成長と共に薄くなり消滅します。
ただし、3歳までを目安に濃くなったり薄くならない場合は、大人になっても残る可能性が高くなります。

赤ちゃんの腕のシミは治療できる?

赤ちゃんの腕のシミ=アザの治療はレーザー治療で行われます。
大体が成長と共に消滅しますが、3歳頃までに濃くなったり薄くならない場合は、医師に相談の上治療を考えてみても良いでしょう。

また、3歳までに様子を見ずに、すぐに注意してもらいたいシミがあります。
それは『茶色のシミ』です。

茶色のシミの中には、『カフェオレ斑』と呼ばれるものがあります。
このカフェオレ斑は悪性のシミで、神経性の病気を患っている事を示唆するものです。

茶色のシミは悪性になりやすいため、要注意です。
見つけたらすぐに医師に相談しましょう。

腕のシミについてのまとめ

腕のシミについてのまとめ

肩は特に、紫外線を浴びやすく日焼け対策が重要となります。
日焼けをしてしまった後のケアも重要です。

赤ちゃんのシミは、アザと呼ばれるものでほとんどは成長と共に薄くなります。
しかし、かわいい我が子のアザは気になりますよね。
心配なことは何でも医師に聞いてみましょう。
悪性のアザも早期発見出来ますし、安心できるかと思います。

腕のシミは、適切な治療・対策を行うようにしましょう。